静電気除去ブレスレットは、徐々に空気中へ放電を行うことで静電気ショックを軽減します。
とはいえ具体的にどんな仕組みなのか、少しわかりづらい面がありますよね。
「静電気除去ブレスレットの仕組みや原理が知りたい」
「静電気除去ブレスレットって本当に効果はあるの?本格的な対策と比べてどう?」
上記のような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
そこで今回は、静電気除去ブレスレットの効果と仕組みについてまとめました。
静電気除去ブレスレットとは?仕組み・原理について
静電気除去ブレスレットは、導電繊維を用いるのが一般的です。
近年ではおしゃれな静電気除去ブレスレットも流通しており、ファッションの観点からも人気が高まっています。
導電繊維を使ったブレスレット
静電気除去ブレスレットは導電繊維を用いるケースが多いです。
導電繊維とは、簡単にいうと電気を通しやすい素材を指し、身につけることで人体から空気中へ電気を逃がします。
このような電気を逃す仕組みを「コロナ放電」といい、急激な放電による痛みを抑えるのが特徴です。
静電気除去ブレスレットは、下記の繊維や素材で作られています。
・有機導電性繊維
・銅イオン繊維
・導電性繊維
いずれも電気を通しやすい導電繊維で、人体に静電気が溜まっているとすぐに放電し、バランスを保とうとします。
もし、身体に溜まった静電気のバランスが崩れたままだと、金属などの通電しやすい物体へ触れた際に、急速な放電によって痛みを伴い続けます。
そのため、静電気除去ブレスレットで緩やかな放電を促してあげるのが好ましいです。
おしゃれな静電気除去ブレスレットも増えている
以前までの静電気除去ブレスレットはデザインが軽視されがちで、ファッションに合わずに付けるのを避けていた方も多いでしょう。
しかし、最近ではデザイン性に優れた静電気除去ブレスレットが登場し、ファッションとしても取り入れられるようになりました。
デザイン性の高い静電気ブレスレットは、レディースだけでなくメンズ用も多く販売されています。
価格もリーズナブルで、静電気に悩まされていなくても着けている方がいるほどです。
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静電気除去ブレスレットの気になる効果は?
静電気除去ブレスレットの効果がどの程度のものなのか、気になる方もいるでしょう。
そこで、ここでは静電気除去ブレスレットの効果と、どの程度使えるかに着目して解説していきます。
本格的な静電気対策は期待できない
結論からお伝えすると、静電気除去ブレスレットでは「本格的な静電気対策にはなりにくい」です。
理由としては、電気は空気中に逃げにくい点があります。
特に空気中に水分が少ない冬場は、なおさら静電気が逃げにくいです。
また商品によって導電性の素材が一部しか使われず、大部分を通常の繊維で作っている製品も見受けられます。
本格的な静電気対策としては期待できないものの、少しでも不快な静電気を軽減する目的なら問題ないでしょう。
静電気の痛みを軽減するなら効果あり
静電気除去ブレスレットは、本格的な静電気対策としては効果が薄いです。
しかし、静電気の痛みを軽減する目的なら効果的といえます。
何も着けないときと比べると、静電気除去ブレスレットを着用した方が静電気が徐々に逃げるため、不快な痛みを軽減できるはずです。
もちろん商品によって効果の感じ方に違いがあるので、しっかり効果があるものを選定する必要はあります。
とくに冬場は空気の乾燥によって静電気が溜まりやすいです。
静電気除去ブレスレットを活用して、少しでも不快な静電気に対策したいならぜひ活用しましょう。
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少しでも効果を高める!正しい静電気除去ブレスレットの着け方
静電気除去ブレスレットは、正しい着け方で効果が高まります。
具体的には下記の3点です。
・ブレスレットを露出させる
・ぴったりサイズのものを選ぶ
・静電気をため込みすぎない
それぞれ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ブレスレットを露出させる
静電気除去ブレスレットは、露出させることで効果が高まります。
なぜなら、人体から空気中へ放電する「コロナ放電」を利用する仕組みだからです。
静電気除去ブレスレットが衣服で隠れていると、うまくコロナ放電ができません。
そのため、できるだけ人体と触れながら、空気中へ逃がせるよう露出させましょう。
ぴったりサイズのものを選ぶ
静電気除去ブレスレットは導電繊維を使用していますが、肌へ接する面積が小さいとうまく放電してくれません。
静電気を上手く逃すなら、できるだけ手首にぴったり合うサイズを選ぶのがコツです。
肌と触れ合う面積が多いほど、より効率的に静電気を逃してくれます。
もしサイズが大きい場合は、買い換えるか二重にして着ける工夫をしてみてください。
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静電気をため込みすぎない
静電気をため込みすぎると、放電時にバチッと強い痛みが発生します。
そのため、日頃から静電気はためないように意識しましょう。
・部屋の加湿を行う
・スキンケアや保湿を意識する
・天然繊維の衣類を着る
上記のような対策があります。
また金属だと一気に放電してしまいますが、木や紙、石といった素材はゆっくり電気が流れる仕組みです。
金属へ触る直前に、壁や床に触れて急激な放電を避ける方法も効果があるので参考にしてください。
おすすめの静電気対策グッズを紹介!
静電気除去ブレスレットのほかにも、
・キーホルダー
・シート
・スプレー
に静電気対策を取り入れている場合があります。
では、上記3アイテムについて詳しく見ていきましょう。
静電気除去キーホルダー
静電気除去キーホルダーは、導電性の高い素材を使用しており、バチッと放電する前に触れさせるキーホルダーです。
効果的に静電気を逃せますが、商品によって静電気の除去時間がかかるものも。
その場合は、キーホルダーを少し長めに接する必要があるので、気になる方は高速除去タイプを選ぶといいでしょう。
放電状況が目で見えるお知らせ機能がついたタイプもあり、いつまで触れていたらいいのか知りたい方におすすめです。
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静電気除去シート
静電気除去シートは、ガソリンスタンドにあるような「給油前にタッチ」といったものです。
ガソリンスタンドの場合、人体に蓄積された静電気が発火の原因になることもあります。
そのため、事前にタッチして静電気を地面へ逃し、事故を防ぐような対策がなされています。
静電気除去シートも導電性の高い素材を使用しており、シートを介して金属や大気中に放電する仕組みです。
タッチするだけで静電気を逃がせるので、非常にお手軽な対策グッズといえます。
静電気除去スプレー
静電気除去スプレーは、字のごとく静電気がたまるのを防いでくれるスプレーです。
おもに衣類へ吹きかけて、水分中へ静電気を逃がします。
ナイロンやポリエステルといった素材は静電気がたまりやすく、衣服の脱着の際に摩擦でバチバチ音が鳴る場合もあるでしょう。
お出かけの際や静電気がたまってきたと感じたら、サッとスプレーすれば静電気を抑えられます。
ホコリもつきにくくなる効果もあるので、おしゃれ着に利用するのもいいでしょう。
保湿・乾燥対策をすれば静電気予防に
静電気は乾燥が進むとたまりやすいです。
そのため、静電気予防を考えるなら、保湿・乾燥対策を重点的に行うといいでしょう。
スキンケアを怠らず、水分補給も随時行ってください。
乾燥が強くなると痒みも生じやすくなるため、お肌の水分量を意識するのもポイントです。
まとめ
静電気除去ブレスレットは、本格的な静電気対策としては少し効果が弱いです。
しかし、使い方次第では、静電気によるバチッとくる痛みを抑えられるため、静電気除去ブレスレットを取り入れてみるのもいいでしょう。
ほかにも静電気除去グッズはたくさんあるので、ぜひ自身のお気に入りを探してみてください。