「ドアノブに触れると必ずバチッとなって怖い・・・」
静電気が起こることによってドアノブを触るのが嫌だという方も少なくありません。
特に秋から冬は静電気が起こりやすく、なんとか回避できないものか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回は、ドアノブの静電気を回避するための6つの対策について紹介します。
ぜひ今日から取り入れてドアノブのバチッとくる痛みから解放されましょう。
ドアノブを触ると静電気が起きる原理について
静電気が起きる理由を知ると、対策をする時期や感覚がわかってきます。
では、なぜドアノブを触ると静電気が起きてしまうのか、原理について説明しますので見ていきましょう。
ドアノブを触ると静電気が起こる原理とは
静電気が起きるという言葉を正確に表すには「静電気の放電による痛み」が正解です。
通常、空気中にはプラス・マイナスの静電気がバランスよく存在しています。
しかし、なんらかの要因によって静電気のバランスが崩れることがあります。
静電気のバランスが崩れた状態でドアノブに触ると、手からドアノブに静電気が流れ込み、その際の放電現象により痛みが発生するのです。
金属は電気を通しやすい物質のため、他の物質よりも静電気が一気に流れてしまい、放電が起こりやすい仕組みになっています。
雨の日は静電気が起きにくい?その理由は湿度にあり
雨の日は静電気が起きにくいことを感覚的にわかっている方もいるかもしれません。
実際その通りで、雨の日は静電気がたまりにくいです。
なぜ、静電気がたまりにくいのか、その理由は湿度にあります。
湿度は空気中にどのくらいの水分が含まれているかを表し、水は電気を通しやすい物質です。
つまり、雨の日のように湿度が高ければ高いほど、空気中の水分に静電気が放電され、ビリっとした痛みが起こりにくくなります。
秋〜冬は乾燥の時期だからこそ放電が起こりやすい
静電気は空気中の水分が少ない秋〜冬の乾燥時期に起こりやすいです。
空気が乾燥していると静電気がうまく放電できず、身体にため込んでしまいます。
そうなると、ドアノブだけでなく車や機械などの金属、人と触れた際に急激な放電が起こり、”バチッ!”となるわけです。
秋〜冬の乾燥時期は、静電気の放電が起こりやすいことを念頭に対策を行っていきましょう。
ドアノブの”バチッ!”から回避するための6つの対策
ドアノブの静電気から回避するために必要なのは、乾燥と摩擦から守ることです。
では、具体的にどのような対策法があるのか、今回は6つ厳選して紹介します。
あなたが取り入れやすいものを見つけて、静電気対策を実践していきましょう。
1. ドアノブ以外のものに触る
1つ目の対策はドアノブ以外のものに触ることです。
地面や壁など、電気が通りにくい素材を使用しているものに触れてからドアノブに触ると、静電気の放電を防げます。
ドアノブの近くの壁に両手を置くだけで問題ないので、簡単な対策法の1つです。
ただし、ゴムのように全く電気を通さない素材を触っても、放電はされないため、あくまで電気を通しにくい素材を触るようにしましょう。
2. 金属製品でドアノブに触れる
2つ目の対策は金属製品でドアノブに触れることです。
金属の電気を通しやすい特徴を応用して、キーホルダーや車のキーなどの金属製品を持った状態でドアノブに触れます。
そうすると、身体にたまった静電気が金属を通してドアノブへ放電され、バチッとくる痛みを回避可能です。
3. 革製の財布・手袋に触る
3つ目の対策は革製の財布や手袋に触ることです。
革は電気を緩やかに通しますので、ドアノブに触れる前に触っておくとうまく放電ができます。
また、革製の手袋は装着してドアノブに触れれば、静電気は起こらないので、外出先でドアノブを触る際におすすめです。
4. 手を水で濡らす
4つ目の対策は手を水で濡らすことです。
水は電気を通す物質のため、あらかじめ手を濡らしておけば、身体に帯電している静電気を逃がすことができます。
ただし、手をあまり濡らす必要はなく、サッと水につけるだけで問題ありません。
ドアノブに触れる機会が多い方は、水を入れたスプレーを常備しておくのもいいでしょう。
5. ハンドクリームを塗る
5つ目の対策は手にハンドクリームを塗ることです。
手にハンドクリームを塗ると乾燥と摩擦から防げて、静電気がたまりにくくなります。
ハンドクリームならバッグに入れておけるので、出先でドアノブに触れなければならない場合でもすぐに使えて便利です。
保湿ケアと一緒に静電気を抑えられるのは、まさに一石二鳥でしょう。
6. ドアノブに静電気対策カバーをつける
最後の6つ目の対策はドアノブに静電気対策カバーをつけることです。
静電気対策カバーは、エラストマーなどの電気を通さない素材を使用しています。
電気を通さないために、カバーをつけたドアノブに触れても放電が起きず、バチッとくるのを防ぐ仕組みです。
ただし、身体にたまった静電気が放電されるわけではありません。
例えば静電気対策カバーをつけたドアノブを触ったあとに、人の肌や金属に触れると、バチッとなるので気をつけましょう。
静電気対策カバーはあくまで電気を通さないだけで、身体にたまった静電気の放電はしない点は理解しておいてください。
※「静電気対策カバーの商品記事」を内部リンク
静電気をためにくい人になるための3つの習慣!
よく静電気がたまりやすい人・たまりにくい人がいるといわれますが、正確には習慣によって誰でもためやすくなります。
では、静電気をためにくい人になるためにはどのような習慣を意識すればいいのでしょうか。
今回は3つの習慣を紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
1. 静電気が溜まりにくい衣類の組み合わせにする
普段着ている衣類の素材によって、プラス・マイナスの静電気どちらが帯びやすいか変わります。
特に注意すべきは、たまりやすい静電気の種類が違う衣類を重ね着してしまう点です。
たとえば、プラスに帯電しやすいナイロン素材の服に、マイナスを帯電しやすいポリエステル素材の服を重ね着するとします。
お互いにプラス・マイナスに帯電しやすいため、摩擦によってバランスが崩れ、静電気がおきやすい体質になってしまいます。
重ね着する場合は、同じ電気同士を帯電しやすい衣類、あるいは綿や麻などの帯電しにくい衣類を選ぶようにしましょう。
2. 髪・肌の保湿を心がける
静電気をためにくくするには、髪・肌の保湿は欠かせません。
髪や肌の水分不足によって乾燥すると、静電気がたまりやすい人になってしまいます。
髪はトリートメントやヘアオイル、肌は保湿クリームなどを用いて、乾燥を防いでいきましょう。
3. 室内の湿度を高めておく
湿度が高いと空気中にうまく電気を放電できるので、室内を加湿するのもおすすめです。
室内の湿度が20%を下回ると、静電気が発生しやすくなるため、加湿を怠らないようにしましょう。
主な加湿対策は以下の通りです。
・加湿器を使う
・濡らしたタオル・洗濯物を干す
・観葉植物を置く
・水を入れたスプレーで霧吹きをする
ぜひ参考にして静電気予防をしてください。
まとめ
今回はドアノブの静電気から回避する6つの対策法と3つの生活習慣について解説しました。
静電気は知らないうちにたまっていることがほとんどで、秋から冬にかけては常に対策が必要です。
今回紹介した対策をうまく取り入れて、静電気による痛みに悩まされない生活を送っていきましょう。