静電気除去シートは、効果的に静電気を除去してくれるシートです。
とはいえ具体的な仕組みや効果について、少しわかりづらい部分もあるでしょう。
「静電気除去シートって何?どんな仕組み?」
「効果やメリット・デメリットについて知りたい」
静電気除去シートについて気になった方は、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、静電気除去シートの効果・仕組みからメリットとデメリットをまとめました。
静電気除去シートとは?仕組みや原理について理解しよう
静電気除去シートはシート状のものに、導電性の素材を練り込んだものを指します。
よくあるのはガソリンスタンドで見られる、給油前にタッチして静電気を除去するものです。
そもそも静電気はうまく放電されずにたまっていくと、放電する際にパチッと大きな電力が通電して痛みを感じます。
特に金属は電気を通しやすいので、一気に電流が流れてしまうのです。
しかし静電気除去シートは、ゆっくり電気を流すように作られています。
そのため、痛みを感じにくく効果的に静電気を除去してくれるのです。
静電気はとても厄介なもので、例えばホコリを付着しやすかったり精密機器を壊したりします。
帯電したままにならないよう、正しく静電気を除去するニーズは意外と多いです。
そんな中でも静電気除去シートは、工場や生産現場でも多数使われているほどの実績があります。
ガソリンスタンドでも導入されている静電気除去シート
よく見かける静電気除去シートは、ガソリンスタンドに設置されているものです。
セルフで給油を行うガソリンスタンドの場合、給油口から出る燃料の蒸気が静電気で引火することもあります。
そのため、給油前に静電気を放電するよう、静電気除去シートのタッチを求めているのです。
もちろんバチッと痛みを感じないように、導電性を調節しています。
触っただけでは静電気が除去できているかわかりにくいものの、引火を防ぐ意味では確実にタッチしておいたほうが良いでしょう。
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私生活で静電気除去シートは効果あるの?
静電気除去シートは、仕組みや原理を理解すれば効果があるのは一目瞭然です。
一度、静電気除去シートに触れてから、ドアノブや金属に触れてみてください。
確実にバチッとこなくなるはずです。
特に冬場に車を運転する方でしたら、降車時にドアノブへ触れて静電気が起きる方も多いでしょう。
そんなときに、静電気除去シートを適切な位置に貼り付けておいて、触ってから金属部分へ触れてみると違いがわかります。
セルフスタンドのガソリン給油時にも静電気除去シートは設置されているため、そちらで確認されてみても良いかもしれません。
効果を持続させるならホコリに注意
静電気除去シートの効果を持続させるなら、表面のホコリやゴミは付着しないようにしましょう。
ホコリが付いていないように見えても、表面がうっすら汚れている場合があります。
静電気除去シートの原理は導電性のあるものが人体と触れ、静電気をほかの部分へ逃がす仕組みです。
その際に不純物が多いとうまく導電せず、静電気がうまく逃げてくれません。
定期的にホコリを払ったり、表面を中性洗剤で洗ったりすると良いでしょう。
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静電気除去シートのメリット
静電気除去シートを設置するメリットは、どのようなものがあるでしょうか。
具体的には下記の3点が当てはまります。
・設置が簡単
・デザインも豊富
・コスパがいい
それぞれ詳しく紹介していきます。
1. 設置が簡単
最初のメリットは、「設置が簡単」という点です。
静電気除去シートは貼り付けておいたり、そのまま置いたりするだけですぐ使えます。
アース線と違い、設置が非常に簡単なのは大きなメリットです。
ただし貼り付け場所によって効果が低減する場合もあるので、できるだけ金属面で地面とアースされているところへ貼り付けましょう。
2. デザインも豊富
2つ目のメリットは「デザインが豊富」という点です。
最近では静電気除去シートをおしゃれとして楽しめるデザインも増えており、貼るだけで楽しくなるようなものもあります。
ただ実用性を重視するだけではなく、インテリアとして取り入れられるのも嬉しいポイントです。
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3. コスパがいい
3つ目のメリットは「コスパの良さ」です。
静電気除去シートはその性質上、設置しておけばいつでも・ずっと使えます。
そのため一度購入すれば、劣化するまで使い続けられるのが利点です。
例えば静電気防止スプレーの場合、一度スプレーをかけても時間経過で効果が落ちます。
液剤がなくなれば購入しなくてはなりません。
しかし、静電気除去シートであれば、定期購入するデメリットはなくなります。
静電気除去シートのデメリット
ではメリットと反対に、静電気除去シートのデメリットは何があるでしょうか。
こちらも具体的に下記3点が当てはまります。
・その都度触らなければいけない
・貼る場所を選ばなくてはいけない
・持ち運びには向いていない
以降で解説するデメリットも知った上で、購入を検討してみてください。
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1. その都度触らなければいけない
静電気除去シートのデメリット1つ目は、「使う度に触れなくてはならない」点です。
人によってはタッチするのを忘れて、バチッと嫌な思いをしてしまう場合もあるでしょう。
いちいち触れなくてはならないのが面倒な方も多いはずです。
常に効果を発揮する静電気防止スプレーとは、少し気になるポイントが違います。
2. 貼る場所を選ばなくてはいけない
静電気除去シートのデメリット2つ目は、「貼る場所を選ぶ必要がある」点です。
いくら導電性があるシートと言っても、電気が逃げていかなければ結局は意味がありません。
ガラスやプラスチック部分を始め、スマホの背面に貼るのも意味がない状態です。
ドアノブのそばや車内といった、電気が通りやすい場所の近くに貼っておく必要があります。
3. 持ち運びには向いていない
3つ目のデメリットは、「持ち運びには向いていない」点です。
基本的に静電気除去シートは貼り付け使用を前提としており、持ち運ぶことを想定しておりません。
そのため、外出時の静電気を予防したい方にとっては、静電気除去シートは不向きでしょう。
しかし、ものによってはマグネット式となっていて、貼り替えがしやすいものもあります。
会社内や金属や磁石がくっつく製品がある場所へ移動するのがわかっている場合に限り、マグネット式の静電気除去シートは有効的です。
持ち運びを考える方であれば、基本的には静電気除去キーホルダーや静電気除去スプレーの方が向いているでしょう。
まとめ
静電気除去シートは効果的に静電気を除去してくれるものの、使用する場所や使い方を想定していないとうまく機能しにくいです。
自身の使い方や状況に合わせて使用し、場合によっては静電気防止スプレーや静電気除去キーホ0ルダーを併用すると良いでしょう。
また静電気に悩まされている場合、部屋の加湿を行うだけでも改善される場合が多いです。
ぜひ自分の使い方に合ったものを購入してみてください。