人に触れたときにバチッとなり、痛い思いをした方も多いのではないでしょうか。
やたらと自分だけ静電気が起こってしまい、自分は静電気がたまりやすいタイプだと思ってしまうことも。
そこで今回は、静電気がたまりやすい人とはどのような方を指すのか、また、人同士でバチッならないための対策について紹介します。
この記事を読んで、静電気による悩みを解消してください。
どうして手が当たるだけで静電気が起きるの?
そもそも、なぜ人と手が当たるだけで静電気が起きてしまうのでしょうか。
全ての物体にはプラス・マイナスの2種類の電荷を帯びており、常にバランスよく保つよう動いています。
この2つの電荷が動く際は”電流”と呼ばれ、止まっている際は”静電気”と呼び、一般的に「静電気が起こる」は電流が流れている放電状態のことを指しています。
つまり、何らかの要因でプラスあるいはマイナスに偏っていると、人に触れた際に電荷のバランスを保つために電流が流れ、その過程でバチッとなってしまうのです。
秋から冬の季節は静電気が特に起こりやすい
電荷のバランスが崩れる要因の1つが、空気の乾燥です。
空気中の水分に電気が放電されにくく、電荷バランスが崩れて静電気が起こりやすくなります。
そのため、秋から冬の季節は静電気が特に起こりやすいです。
秋から冬の季節は誰しもが静電気がたまりやすく、うまく放電できるよう対策をしていく必要があります。
ホコリ・ハウスダストもくっつきやすくなるので体調不良に注意
電荷のバランスが崩れると、ホコリ・ハウスダストが身体にくっつきやすくなります。
身体にホコリ・ハウスダストが付着した状態のまま過ごすと、体調を崩しやすくなるのはいうまでもありません。
体調不良になるのは乾燥のせいだけではなく、静電気の影響もあることを覚えておきましょう。
静電気がたまりやすい人の特徴
静電気がたまりやすい人かどうかは、普段の生活の中である程度見極めることが可能です。
今回は具体的に3つの特徴を紹介します。
当てはまる方がいれば、静電気がたまりやすくなっているので気をつけましょう。
1. 肌・髪が乾燥しやすい人
肌や髪が乾燥していると水分で放電しにくく、静電気がたまりやすい状態です。
・乾燥肌タイプ
・カラーやパーマをよくする人
・枝毛や切れ毛が多い人
以上に該当する方は、静電気が起こりやすいため注意しましょう。
髪は乾燥しているとマイナスの電荷を持つようになります。
そうすると、髪が広がってしまいセットがしにくくなり、人に触れただけでなく身だしなみにも影響します。
肌・髪が乾燥しやすい方は、日頃の保湿ケアを怠らないようにしましょう。
2. 重ね着をしている人
寒い時期は重ね着をする方も多いですが、静電気の観点から見るとよくない行為の1つです。
特に、プラスの電荷とマイナスの電荷をそれぞれ引きつけやすい衣類同士を重ねて着ている場合、少しの摩擦でも静電気の偏りが生まれてしまいます。
プラス・マイナスに荷電しやすい素材をそれぞれ以下にまとめておきましょう。
プラスに荷電しやすい素材
・アクリル
・ポリエステル
・アセテート
マイナスに荷電しやすい素材
・ナイロン
・ウール
・レーヨン
例えば、ポリエステル製のスカートと、ナイロン製のタイツを着用している場合、お互いに逆の電荷を引き付け合うため、静電気がたまりやすいです。
重ね着をする際は、荷電のしやすさにも気をつけなくてはいけません。
3. 体調を崩しやすい人
乱れた食生活・ストレス・睡眠不足などの生活習慣の乱れによって体調を崩しやすい人も静電気がたまりやすいです。
特に、血液の流れが悪い人は、体内の電荷がプラスに傾きやすく、体外の電荷がマイナスになります。
体外はマイナスに荷電しているので、金属などのプラスに荷電しやすいものに触れると放電が起こり、バチッとなってしまいます。
最近風邪を引きやすい、身体が疲れやすい傾向にある方は、静電気がたまりやすくなってる点にも注意ですね。
人同士で触れても静電気が起きない対策7選
静電気がたまりやすいからといって、全く対策がないわけではありません。
これから紹介する7つの静電気対策を実行すれば、人同士で触れてもバチッとくることが極端に少なくなります。
では、それぞれどのような対策があるのか見ていきましょう。
1. 手袋を着用する
人に触れたときにバチッとならない一番効果的な方法は、手袋を着用することです。
自分が静電気対策をしていても、相手が帯電していると触れた際に放電してしまう可能性があります。
しかし、手袋を着用していれば相手がどのような状態であろうと放電は行われません。
正確には放電されるのですが、金属に触ったときのような痛みの伴う放電はされないので安心してください。
着用するなら、革や自然由来の素材で作られた手袋がおすすめです。
2. 室内なら湿度を高める
室内で人に触れてしまう機会があるなら、部屋全体の湿度を高めておくといいでしょう。
湿度が高いと電荷のバランスに偏りができても、空気中の水分に放電されて整えることができます。
手取り早く湿度を高くするには加湿器が効果的です。
また、室内が広い、あるいは加湿器のパワーだけじゃ物足りない場合は、濡れたタオルを置く、観葉植物を置くなどの対策もあります。
湿度が高いと肌の保湿もできるので、乾燥対策として取り入れてみてください。
3. 静電気予防グッズを身につける
静電気予防グッズを身につけておくのも対策法の1つです。
身につけられる静電気予防グッズとして、以下のようなものがあります。
・キーホルダー
・ブレスレット
・スプレー
キーホルダーやブレスレットなら、気づいたときにサッと触れば静電気対策可能です。
静電気予防スプレーは水分が蒸発しにくい成分が含まれており、効果が持続するのでキーホルダやブレスレットが使えないとき用に持っておくといいでしょう。
4. 水の入ったスプレーを使う
静電気予防スプレーより効果は持続しませんが、水の入ったスプレーを使うのも一時的な対策になります。
あまり使いすぎると手がビショビショになり不快なので、サッと湿らすぐらいに吹きかけましょう。
小さなボトルに入れておけば携帯も可能です。
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5. 保湿クリームを塗っておく
保湿クリームを手や肌、髪に塗っておけば、乾燥による静電気の帯電を防げます。
クリームの油分によって摩擦も起こりにくくなり、一石二鳥です。
保湿を目的とするクリームならハンド用・全身用どれでも構いません。
ただし、髪に使う場合はべとつく可能性が高いので、ヘアケア専用の保湿クリームを使用してください。
6. 金属製のものを握っておく
人同士でバチッとなるのは、バランスの崩れた静電気を帯電しているからで、金属製のものを握っておけば解消できます。
金属に電荷が移動してバランスが整うため、キーホルダーやアクセサリーなど、金属製のものを握っておくようにしましょう。
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7. 革製・自然素材の靴を履く
静電気を上手く逃すには、靴にこだわるのも必要です。
靴底がゴムだと、静電気が地面に逃げにくくなります。
そのため、靴底が革製あるいは自然素材のものを選ぶと、放電による痛みを和らげることができるでしょう。
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まとめ
今回は、静電気がたまりやすい人の特徴と、人同士で触れた際にバチッとなるのを防ぐ対策について紹介しました。
静電気がたまりやすくても、対策をしっかりしておけば回避可能です。
今回紹介した静電気対策をしっかりと取り入れて、ストレスフリーな生活を目指していきましょう。